梅雨空の野菜畑 [景色]
梅雨の最中ですが、こちらは雨量は特に多いというわけでなく、ジメジメ、シトシト、曇りの連続です。今の時季に植え付ける野菜はあまりないので、畑の準備作業はあまり急がなくていいのですが。
まず、野の風景から
イシガメ
春から夏にかけては、こんな動物が道を横切ります。
私は車を止めて、道の端にどけてやりますが、スピードを落とせない県道では、イタチや蛙なども時に敷かれているのを見かけると、胸が痛みます。
この時期、道ばたにいっぱい咲いているのがハルシオン。茎には空洞がなかったです。
どちらのブログでもビワの話題が多い。こちらでも道ばたにも沢山自生していて、実をいっぱい付けていますが、あまり採られていません。私もあんまり採りません。1,2個食べると満足ですね。後はカラスやコガネムシが食べてしまいます。
これはタダの道です。農道から県道へ戻る交差点ですが、雑草が茂って、右側から来る車両が見えにくくなって危ないんで、毎年私が50メートルくらい、草刈りをして見えやすくしているんです(昨年も写真を出したような・・・^^;)。誰も刈らないんだもんねぇ。
次は畑や野菜・6月中旬です
狭い空。これはねぇ、山の畑から見上げた空です。回りの竹や木が伸びて畑を取り囲んで空が小さくなったんです。日当たりが段々悪くなってしまって、野菜の成績が落ちています。野菜を植えるのはもう止めようと毎年思いながら、今年もナスを植えました。借地でないので、使わないと・・・。就農の最初に鶏舎を建てていた場所です。
ズッキーニ。左が収穫中、右が2番手。空いているウネは地這いキュウリを植える予定です。
収穫中のものは茎が倒れないように支柱で支えています。これをしないと茎が折れてそこから腐敗してしまいます。ひもで結ぶまではできていません。
エンサイへ根切り虫の害。ヨトウムシとは違います。野菜を食べないのに、根本を切ってしまう。九条ネギに被害大でした。見つけないと被害が拡大してしまいます。
エダマメ。もう少し太ってから収穫できます。品種は極早生「天が峰」
カボチャ。10センチくらいです。実はたくさんついていました。
ジャガイモ。1ウネだけ収穫して、野菜詰め合わせセットに入れる予定。春の低温で、M・Lサイズばかりで、LL・3Lがほとんどない。でも計ってみると80キロありました。全部で15ウネあるので、トラタヌキで皮算用すると、80×15=1200キロ! 種芋(40キロ)換算で30倍(^^)/~...となるかどうかですねぇ。まだ枯れていないので月末近くに全部掘る予定です。
タマネギの吊し保存。半分は保冷庫に入れ、半分を吊しました。この保存、教科書のようになかなかうまくいきません。12月まで持った試しがない! いろいろやっているんだけれど、今年はどうなるかなぁ。
ネギの畝間に自走草刈り機を走らせて、草の処理をしました。ここは1本ネギで、根切り虫の害はすくなかったです。
キュウリ。一番手(左)が開花してから二番手(右)の種蒔きをして移植しました。1番手はなんとか収穫が始まっていますが、まだ少ないです。
さて、トマトです。私には強いこだわりがあって、一貫して雨除け無しの露地栽培を続けています。
専業の農家はビニールハウスの中で栽培したり、雨除けのビニールを掛けるのが一般的になっている中で、露地栽培に徹して来ました。毎年豊作というわけにはいきませんが、なんとか収穫を維持できています。今年も道路よりも低い、湿気が溜まりやすい畑では、すでにベト病が発生。三カ所に分けて植えてありますので、梅雨が長引かなければ、なんとかなるのですが。このように有機農家でも、いろいろです。当たり年には、目茶おいしいトマトをてんこ盛り食べていただけますが、数年に1回です。 でも私は夏には、いつもトマトのスライスをどんぶり大盛りで食べています。生産者の特権ですねぇ。豊作になれば、みなさまにも食べていただくの、好天を祈ってください。
海の景色は、2枚だけです。
もうすぐ、海水浴客でにぎわう砂浜です。きれいに掃除されていました。この時季は釣り人もいます。
今回は、写真も多く、重かったかもしれません。ごめんなさい。今朝もシトシト中。当分続きそうです。
誕生日・山火事・海 [景色]
ここ数日は寒さがやわらいで昼間の気温が10度を超えているようで、暖かさが続いています。積雪に苦労されている北国の方には申し訳ないですが、私のようにほとんど1日中、外に居る者にはありがたいことです。
ヒヨドリの食害が「激しい」ので、ネットを掛けて守りました。掛けていなかった白菜やキャベツは残りがお皿のようにきれいに食べられています。他の人の畑でも被害が出ています。今年のようにヒヨドリが多いのは初めてです。
「べたがけ一発」という不織布ですが、支柱はグラスファイバーのダンポールです。古いダンポールではささくれているので、破れてしまいます。新しい支柱が必要ですが。
2月の下旬になれば、ヒヨコが入るし、夏野菜の温床種蒔きも始まり、バタバタしそうです。
この地に I ターンをして30年を越えました。家も農地も農具も、そして農業のノウハウも持たないで疾走してきた年月でしたが、それ以外にこれという実績もなく、馬齢を重ねたかなという感じもあります。さすがに気力や体力の衰えも自覚せざるをえないです。しかし、これが農家の平均年齢とはどうかとも思いますね。私の老後はこのままかな。
この時期、田畑では枯れ草を燃やす「野焼き」が多いのですが・・・、こんなことも・・・
野焼きが枯れ草に移って延焼したのでしょう。上の写真は左右から放水されていて、これで半分くらいは消えています。
30分くらいあとの帰り道では消えていました。100メートルに及ぶ焼け跡
私も畑では草を燃やしますが、いつもバケツに水を用意してますので、大丈夫なんですが、回りでは時に起こしてしまうようです。この時季が一番危ないですね。火災の報道も目立ちますので、お互いに気を付けましょう。ただし、枯れ草程度でしたら、自走草払い機(ハンマーナイフモア)の出番で済みます。
おしまいは 海、貨物船です、
川崎製鉄と日本鋼管が合併してJFE Steel 半田市にも工場があります。遠景はいつも加工しているんですよ。実写よりもはっきりするようにしています。
宮崎県では鳥インフルエンザ発生が11例目に。農家の苦痛がしのばれます。
春までもう少しですね。風邪・インフルエンザに気をつけてください。
伊勢湾の貨物船特集 [景色]
12月もあと2日になりましたが、こちらは厳寒とまでは言えません。マイナス3℃くらいまではさがりましたが、低温域の時間が長くないようなので、厚い氷は張らないんです。
23日の日の入りです。夕方5時前。右はいつもの畑です。いまの時期は畑は見るべきものはあまりないのです。
年末年始の野良作業はキウイの剪定(枝やツルをカットします)です。これを1年でもサボると、もうダメになってしまうんです。こんな状態で枝を払うと、下のようになります。
キウイの栽培については講習も受けていない(共同出荷でもなく、生産者組合にも参加してない)ので、見よう見まねの我流なんですが、それなりに実をつけてくれます。
畑の写真はこの程度しかなくて、あとは風景などです。
最近、街に開店した喫茶店「Makeーup Cafe」。エステもされるそうで、イベントで土日が休みになることもあって・・・、コーヒーはとてもおいしいです。クリスマス前の写真で、装飾が派手でした。 南米のコーヒー豆も売ってくれます。 右の写真の中に灯油ストーブの「アラジン」が見えます。ダサい町には不似合いなくらいきらびやかですね。人口が減っているので、新たに移住される方が増えると、新しい感覚でこのように町が明るくなりますので歓迎しての写真です。
その喫茶店の駐車場の裏は内海川です。と言ってもほとんど港に近いので、このように船が浮いている時は満潮時です。水辺の風景、いいですね。
最後に伊勢湾の貨物船特集です。小さい船は小さい写真、大きい船はクリックで拡大されます。
とにかく、遠景で、かすんでいるので、きれいに出すのは大変です。どれくらい遠いかと言いますと、
これくらいです。OLYMPUS SP-800UZ そんなに高性能のデジカメではありませんが、なんとか撮れています。遠すぎると、山脈の稜線も入って、大きくは撮れません。 この程度です。
ジャンボなコンテナ船は少ないです。景気のせいでしょうか。車両運搬船は多い感じです。
拙い写真や文章に、今年も沢山の方からnice & コメント をいただき、また閲覧していただき、ありがとうございました。農作業の現場の写真も3年を過ぎると、マンネリになりかねないので気を付けたいと思います。
プレゼントの企画に応募いただき、ありがとうございました。惜しくもはずれたみなさん、吉報をさしあげます。「4回(つまり2年も)はずれた方、別枠で「当選扱い」にしましょう。ただし、応募者が増えると、中止の場合が将来あります。
なかなか、みなさまのブログを訪問できていません。お詫び申し上げます。
評論を中心に書いている、もう一つのブログがちっとも書けずに閑古鳥になってしまっています。でも読書は続いていますよ。ネット上では探せばいろんな意見があるんで、特に書かなくてもいいかなぁとも思ったのですが、農という現場からの定点観測からの見方も今後はこちらで挙げていっていいでしょうか。ご意見をお願いします。
では来年もよろしくお願いいたします。楽しい歳末、よいお年をお迎えください。
農園主 拝