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農場の生き物たち [野の生き物]

 16日は一日中雨、そして、気温が低めで寒いです。翌日も雨予報なので、畑での作業はできないでしょう。夏野菜の用意はかなり進んでいるので、気分は少し楽です。野菜ニュースはまた別途で。

 今年の春の異変は、スズメが少なくなっていること、ミツバチが激少していることで、その原因がよくわかっていないようです

 その中にあって、こちらの農場での生き物は、と言うと・・・。まず、
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 二階に住んでいる3匹の猫。いつもこんな風にドテッと横になっています。多いときは子猫ともで12匹もいたこともありました。PC作業の今も、1匹が膝の上にいます。私の布団の上で寝るので、いつも重いです。メスばかりになってしまいました。オスは(ガールフレンドを捜しに)旅に出て、交通事故などに遭ってか帰って来ません。

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 この2匹が子犬の親犬です。手前がオス親で農場の飼い犬、後ろがメス親で、野良で農場に居着いたんです。それで、数年、年二回お産をして・・・、里親探しをしているわけです。ごらんのように、放し飼いです。違法なのですが、民家もそばにないし、人にほえたこともかんだこともありません。

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 養鶏もしているので、ヒナ共で600羽くらいいます。写真は黒い羽根の鶏、60日齢です。飼育経験30年なのですが、このヒナ、地面におろした翌日、7羽を圧死させてしまいました。油断しました。それでも最初の注文数の130羽はいるんですよ。

 そして、ツバメです。
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 毎年3月下旬に南の国からやってくるんです。巣は40以上ありますが、全部は使われていません。もう数日で、ヒナのくちばしが見えるようになるでしょう。毎日、農場の周りを飛び交っています。庭や畑の地面に降りて休んでいます。秋までに2回ずつ産卵して育てるのですね。
 カラスやヘビなどの外敵から守るために人の出入りが活発な場所を選んで巣作りをします。

 写真は撮りにくいのですが、スズメもたくさんいます。畑や立木や空き鶏舎などにいつでも見ることができます。
農場の周りは低農薬栽培のキウイ畑がある他は、休耕地だったり、無農薬栽培のミカン畑、そして、私の有機栽培の畑などですから、ツバメもスズメも餌にも困らないでしょう。なぜ、他の地方では減少しているのでしょうか。ミツバチかどうかはわからないのだけれども、それらしきハチが菜の花に付いています。それで、全部刈らずに少しだけ残しておきましたが。

 動物ではありませんが、
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 野バラ。休耕地や道ばたに今盛んに咲いています。

 カラスもアオサギも、セグロセキレイも見ることができます。ヘビもよく見るようになりました。
そして、多いのは、モンシロチョウ、並アゲハ、黒アゲハ。晴天の日はよく飛んでいます。私の畑が有機栽培だから、と言うわけかどうかはわかりませんが、とにかく多いです。

 ミカン園も農家の高齢化や安値でかなり放棄畑になっており、事実上農薬の使用が非常に少ない地域になってしまっています。6月には蛍も舞うでしょう。昆虫もカエルも。

 このように農場と、その周辺には生物がたくさん生存しています。これを見る限りでは、何も心配ないのでは、と思うのだけど、現実には減少している地方が多いのが気がかりです。




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ぜんしん

 廃業する前のわが牧場と、全く同じ風景ですね!!

 まるで動・植物園でしたので、子守のおじいさんやおばあさんが、毎日訪れてくれていました。

 そんな景色に浸って、子どもたちは安心し、豊かな気持ちになってくれていたようでした。

 廃業した今も、牛舎などの施設は壊しましたが農地に戻し、水田と畑は自分に出来ない分は人に貸して、農地を維持しています。

 今ではネコ2匹、犬1匹、それに長男家族4人が生活しています。

 他にもセグロセキレイやケリなどの鳥たち、カエル等、賑やかです。

 畑を借りてくれている方々は、毎日楽しそうに働いています。

 ちっとも変わらない田園風景が、今も続いています。
by ぜんしん (2009-05-16 22:12) 

たいせい

 今年の三河湾は例年豊漁のコウナゴやちりめんじゃこが全く上がっていないようです。(GWの妻の実家絵の恒例おみやげが手に入りませんでした)
 やはり暖冬の影響は様々なところに現れているようです。
by たいせい (2009-05-16 22:55) 

greens

今年はモンシロチョウを見ましたがアゲハはまだです。
数が減っているようです^^;
by greens (2009-05-17 06:27) 

スミッチ

ミツバチ減少してる原因よく分かってないようですね。地域によっては受粉に影響してくるところもあるようですね。
よく田んぼの中を走り鳥はよく見ますが最近始めたので以前との比較はできないですね
by スミッチ (2009-05-17 22:22) 

ポンコツ

 周辺に動物が見られるということは、豊かな地域ということです。いいことですし、守っていきたいですね。
 うちの畑の300m先で熊の足跡が発見されました。雪の上だとくっきりと残るのでわかるんです。エゾモモンガが家の中に進入してきました。しかも2匹。どこから入ってきたのでしょうね? これがこの冬のお客様。
 
 以前には、家の天井からテンが降ってきたり、畑に行く途中でタヌキを捕まえたりと、いろいろありました。キツネと鹿は当たり前で話題にもなりません。エゾリスやウサギもよく見ます。私の地域は、そんなところなんです。
by ポンコツ (2009-05-17 23:31) 

とりのさとZ

みなさま、nice & コメント ありがとうございます。

ぜんしんさんのところも自然が豊かなのですね。
 そのように自然環境が守れているって、大切だと思います。
 お金や経済だけでは守れないことってあるようです。

たいせいさん
 コウナゴ、チリメンジャコはイカナゴの稚魚だそうですが、低海温で棲息するようなので、やはり温暖化が関係しているのかもしれないです。高知県だったか、アサリが1割!に減少したとか。

greenさん、スミッチさん
アゲハチョウは、この時期としては多い気がします。
私が管理しているキウイ畑のそばに、養蜂家がミツバチの箱を十数個置いてあります。毎年やってきます。

ポンコツさん
熊は困りますが、小動物はいいですね。たくさん動物が生息しているのですね。北海道は広く、原野も多いのでしょう。
by とりのさとZ (2009-05-18 06:00) 

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