太陽光発電にクレームをつける
23,24日の土日が季節はずれの終日雨でしたので、外出も農作業も出来ず、部屋の中であれこれして時間つぶしでした。
出荷場です。週に2回、野菜、玉子をこのように箱詰めして出荷できています。この前作業として野菜の収穫、梱包作業があります。さらには毎回「野菜通信」文も同封しています。お手伝いさんも5,6人定期でお願いしています。
SNSなどで、有機農業者の意見をよく拝見して、有機農業への誘い、勧めがありますが、理念はいいとしてもこれくらいの出荷数でないと経営は厳しいものがあるので、私は安易に勧めることが出来ません。今は私はリタイアして娘たちがこれらの作業を担っていますが、見ていても大変だと思います。現実に参入したものの、結局数年でリタイアしてしまった例も見かけます。(この出荷場のスペース・設備は自作ですが、その作業は負担ではなかったものの、アルミコンベアは購入です)
政党の集会で
雨の日曜日の午後、町である政党の報告会があったので、知り合いとの付き合いで参加しましたら、「質疑応答」でトップにいきなり指名されてしまったので、太陽光発電について意見を述べました。
「知多半島の南の2町は雨も少なく日照時間が長いので、太陽光発電の適地として、町のいたるところにソーラーパネルが並べられています。それらは道の脇の田畑や山に建てられています。それでは緑を無くしてしまうのではないですか。そもそも電気は東京・名古屋・大阪など大都市へ流れていくだけです。都市は何も負担しないで、消費しているだけで緑の環境を損なっています。ここで、人が生きるために欠かせないものとして、水・空気・食料のうち、国や自治体が管理しているのは水だけで、あとは民間の作業になっています。エネルギーの電気も今や重大な位置を占めていると思いますが、生産から流通まで民間の電力会社の仕事になっています。水・空気(酸素)・食料はすべて都市ではなく、地方で用意されているのに、地方には何の還元もないどころか、自然環境破壊に手を貸しています。町にはソーラーパネルが田畑や山に建てられ、景観を損ない、緑を破壊しています。これらに国・自治体は介入しなくてよいのでしょうか」
まぁ、こんな内容を述べたのですが、お答えもなかなか難しかったようです。
2021-01-26 10:54
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コメント(8)
確かにいちがいには答えられないかも・・・
電気も食料も作る事なく、使い、高いだと安いだのいうのはどうなのかな?と思う事がたびたびあります。私も物を作り出す方の側ですから・・・
by mutumin (2021-01-26 14:29)
5匹もいめんですか。
ワンが゜なくなって淋しい限り。
by 夏炉冬扇 (2021-01-26 20:31)
ご意見のとおりです。何事もトレードオフになることを深く掘り下げて、検討する必要がありますね。
by やおかずみ (2021-01-27 15:08)
今日は朝から雪が舞って冷たいです。
mutuminさん
大都市は生活しにくいのと、非正規雇用が増加していて貧富の差が出て、2重構造になってきています。それでもまだ都市人口は増える一方です。地方の方が暮らしやすいけれども職が無いという事情もあるのでしょう。
夏炉冬扇さん
ワンコも猫も人を癒してくれます。早くワンコが来るといいですね。
やおかずみさん
このままでは都市は食料不足になるか、それとも低価格で貧弱な質の食料になるかもしれません。培養肉など、その傾向はすでに始まっているのでしょう。
by とりのさとZ (2021-01-30 09:44)
とりのさとZさん こんばんは
ソーラーパネルは増えましたね。新幹線に乗っていて浜松あたりでは昔はウナギの養殖場があったところにも沢山のソーラーパネルが並んでいます。飛行機に乗っても沢山のソーラーパネルを見かけるようになりました。世界ではソーラーパネルが安価に出現したために砂漠が資源になりつつあります。日本の仕組みもこれから整っていくことを期待します。
by SORI (2021-01-31 23:12)
メガソーラーの件は賛成です。木を切り、山を削って展開です(>_<) そんな電気を高く買っているのなら残念です。地元に還元する政策が欲しいです。地方税としてメガソーラー税とか(^_^)v
by yokomi (2021-01-31 23:29)
今冬は、寒い日と雪が多い感じがする北海道です。
有機農業は、基本的に自家販売だと自分は思っているので、とりのさとさんがおっしゃる通りに思います。自分自身も、就農者は増えてほしいと思いつつ、積極的には勧められません。国民年金免除を受けている新規就農者は多いと思うんですよね。こういうのニュースになりませんけど。
電気・水道・ガス、これらのインフラを企業が維持販売していくスタイルは限界なんじゃないかと個人的には思います。個人や地域で維持していくスタイルが個人的な理想です。それにはコストがカギを握ることになるのでしょう。それに、人口が都市部に集中していても難しいですしね。
個人的には、僕が生まれ育った札幌での昭和50年頃の生活で十分なのではないか、と常々思うのです。それ以上の便利さは必要ないと。(札幌に地下鉄が走り始めた頃、自分が以前住んでいた町は馬橇で牛乳缶を駅まで運んでいた、それくらい地域生活が違っていた時代でもありましたから、単純に昭和50年頃ではありません)
でも、今の45歳くらいより若い人には無理かもしれませんね。
by ポンコツ (2021-02-02 23:13)
南知多の今日は終日5℃程度で日が照っても風が冷たいです。一昨日の夜は雨でしたが、生ぬるい気温でしたので雪にはなりませんでした。
SORIさん
全国的にソーラーが広がっているのですね。原子力発電を止めるためにも太陽光のような再生エネルギーの利用拡大が望ましいわけです。廃炉が危険で少しも進まないくらいですから、ここにも推進した国の関与があるべきです。
石油の埋蔵量があと50年とも100年とも言われるようになりましたので、新しいエネルギーの技術開発が期待されています。その技術は自然環境の維持を優先課題であるべきです。人新世と呼ばれるように人工の造成が自然を上回るようになったからです。でも私はその時代を見ることはできないでしょう。
yokomiさん
太陽光発電に税金を、というアイデァはすでに検討されていまして、売り上げに対しての課税で優遇されないで、環境維持への経費に回すなどの義務が、また電気の大量消費には税をかける(電気が高価格になる)ことが検討されているようです。
ポンコツさん
北国の雪景色をテレビで見るたびにご苦労を思います。有機農業だけでなく、小中農業者が少なくなっていて、何十何百haの大規模農業者が増えていて、大型トラクターでの作業などと合理化が進んでいます。発想が企業的になって広大な国営開発農地が推進されています。それらは元は山地でした。
テレビで「ポツンと一軒家」を見ます。あれはいいですね。ほとんどが自給自足ですし。都市の人が地方に移住されるケースも出て来ました。
石油の埋蔵量と人の自由と権利の拡大(の制限)が未来の人類の方向を決めるようです。自然環境はもはや人の贅沢を許容する余裕を無くしつつあるようです。
by とりのさとZ (2021-02-03 08:51)