散策１

　南知多町内海中之郷2番地付近の散策です

　前回の書き込みから少し時間が経過していますが、気分が乗らなかっただけで、別に大した意味はありません。と言うよりも、このような些細な日常を記してご覧になっておられる方を煩わせていいのかという迷いがあったのです。

　中之郷の住宅のそばには入見神社がありまして、狭い半島の中なのに500坪近い境内がありますが、そこは見るべき景色は何もありません。根元の直径が1メートルあるブナの木や杉の木があって、その落葉が広がっているだけで、月1の落葉集めの掃除があるくらいです。正面の本殿の左右には1坪くらいの小さな祠が5，6個並んでいます。

　むしろ、内海川の方には変化があります。河口付近は川幅20メートルくらいですが、それ以外は川幅10メートルくらいで、満潮時には深さ1，2メートルになるので、海からボラの稚魚イナが数千匹遡上するのが岸辺や橋の上から見ることができ、壮観です。その群れは千匹くらいの群れごとにサイズ20センチとか30センチごとに分かれて、小川をゆったりと泳いでいて、見るごとに変化がありますが、しかし暇そうに見物しているのは私だけです。その小川にはサギ、アオサギ、シラサギ、カモが5，６羽ずつの群れで泳いだり、休んだりしています。（続く）

　知多半島は伊勢湾の中を南に走っているので、北に延びている幹線道路だけが半島を過ぎて名古屋市につながっていますが、それ以外の道路は自転車で走れば15分ほどですべて海にぶつかります。海岸は砂浜だったり、内海川河口だったりしますが、時間に余裕がある時は1時間以上の散策になります。でもまぁ、海や川の景色も見慣れると飽きてしまって、もっと違う風景を探して遠くまで行くことがあります。

近況２

　で、「近況１」とは少しも変わらない日常なのですが、視点を変えますと

　思い起こすと。現在の平凡な日常はこれまでの経験にはなかったことがあります。それは時間はありあまるほど暇なのだけれど、その時間を有意義に過ごすには足りないものがあり、それは「体力気力とお金」です。お金について言えば、年金基金からは毎月10万円支給されており、この額は食費を含む生活費ギリギリであって、余暇に使えば生活費を切り詰めなければいけなくなるので、贅沢に余暇を広げることまままなりません。「体力気力」は老齢とともに減少していくのはやむを得ないことなのだけど、果たして78歳ではまだ足りません。

  お金を使わないでの時間潰しとして身近なものは「読書」でして、枕元には読んでる途中の文庫本があり、未読の本が5，6冊積んであります。これらは知人からいただいたもので、難解な文章のものもあり、楽しめるものばかりでなく、足りない知能を集めないと読めない本もあり、疲れますよ。（でも、いただいたものに注文を付けるわけにはいきませんし）

　80歳前なのだが、気がつけば意識や発想は鮮明な状態があり、とても2，3年くらいで衰えるどころか元気そのものだから、この後10年くらいは生きれそうで、そうすると90歳前後ということになり、「人生100年」が自分にも現実味を帯びてきます。私、気力体力もお金もない状態でそんなに長生きしたくない、という気持ちも強いのですよ。「長く生きてるといいこともある」と助言をいただきそうです。高齢者には自殺が多いそうですが、その選択肢は私にはありませんので大丈夫。しかし、周りには高齢者の生き方の「モデル」がないですね。ぐたぐたと書きましたが、しばらく迷ったり考えたりしてみます。

　自分の身の回りの事件ではありませんが、中部3県すなわち愛知岐阜三重で毎日新聞が4月から夕刊が無くなります。全国でも夕刊廃止のローカル紙は各地にあります。それで、新聞代が900円安くなりますが、その分、（新聞社の）仕事が減少し、収入が減少します。これは長期的な日本全体の不景気がなお持続することを意味するのでしょうか。

　　　　　　　　　　2月25日

近況１

　こんにちは

　たくさんのチョコをいただきましたよ。ありがとうございました。ピールチョコは半分くらい食べましたが、それ以外のは周りの人たちにおすそ分けしました。この時季はバレンタインだけでなく、私の誕生日過ぎでもあるので、これまではいろいろいただきましたが、近頃は少なくなりました。 そのわけは

　私、78歳になりました。あまり健康的ではない日々を過ごすようになっています。朝は7時のニュースを見て、トーストを食べて、9時過ぎに近くの喫茶店でのコーヒーです。もう一軒の海辺の喫茶店は自転車でも20分はかかるので、日替わりです。誕生日をきっかけに軽トラを長女に渡し、運転免許証の更新をしないことにしました。車を持たないことを自分に押し付けたで、自転車と徒歩です。食事などの買い物はセブンイレブン、そして喫茶店くらいしか寄るところがありません。

　内海のほとんど真ん中に古い家を買って住んでいるのはお話しましたでしょうか。そこで裕子と二人住まいですが、2階建てなので、広すぎて持て余しているくらいで、私が玄関横の８畳を居間寝室にしていて、気ママな暮らし。老人宅に訪問者はなく、毎日玄関の餌を食べに隣のおばあさんが飼っている猫と野良猫が来てくれるだけでもありがたいことです。先日は裕子が女同士のおしゃべりの集まりを開いたりしました。古い家なので、間取りも使いづらいですけど、遊び場としてはいいですよ。それに農場は長女、中之郷のこの家は次女に分けるということができるのです。

　それにしても８０歳まえの老人は、いったいどのように暮らしたら健康的なのでしょうね。社会的に要請されることもなく、家ごとに孤立しかかっています。両隣ともおばあさんの一人暮らしで、なんだか話題の狭そうでとても話し相手にはならないなぁ。朝の９時に介護施設の職員が迎えに来たり、古い寺に独り住まいとかです。私は知人の元大学教授が送っていただいていた文庫本の小説などを読むのが時間つぶしのほとんど。文庫の１頁を１分で読むので、１時間に５０ページしか進ます、５００頁だと１０時間で２，３日かかりますが、１ページには６００字あって、その内容を読み取って次に進むのは大変な知的作業だなぁと思いますが、そんな読書しかありません。

　膝も腰も痛いので、ちょっと長く歩くと痛みますので、散歩もままならない。でもまわりには景色もないです。今日はこれくらいにしておきます。今日13日は終日雨予報です。それにテレビも休みで前日のまま。ではまた。

　　　　　橋本昌康