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私の小宇宙3 読書

  私のリアル社会での行動範囲は広くありませんが、意識‣感性の世界と呼べるのではないかと思うのは,読書の世界でしょう。

 私の知人に元大学教授ご夫妻がおられて、読了後の文庫本を毎年50冊程度送っていただけています。そのほとんどは小説です.

 話が飛ぶようですが、最近10数人集まったミニ学習会に呼ばれたので参加したのですが、その集まりの場に私が読み終えた文庫本10冊程度を並べて「差し上げます」と言ったら、流石に読書好きな人たちがおられて、葉室麟の時代小説3冊、柚月裕子の推理小説2冊がすぐに取り上げられ、そのほかの本も全部なくなりました。もちろん、私も読了済です。
 銀河鉄道の父.jpg そのいただいた本の中に 「銀河鉄道の父」(講談社文庫)---直木賞受賞---というのがあって、これは宮沢賢治の父親を主人公にして、賢治の知られざる生い立ちを明らかにするスタイルです。「雨にも負けず」という詩がありますが、これを関連付けると、賢治の父親と祖父はたたき上げの古着屋と質屋で、お金に困らない裕福な家庭だったので、そのような生い立ちと「雨にも・・・」はとてもつながりませんでした。

  「銀河鉄道の父」は500頁を超える大作ですが、300頁くらいにやっと童話の初作の紹介があり、400頁を超えたあたりに賢治の「畑を耕すようになった」との言葉があって、お終い頃に童話や詩が紹介されています。「雨にも」には一番終わりに「サウイウヒトニワタシハナリタイ」と付け加えるように書かれているので、なんだ、そういういう暮らしをしているんじゃなかったのかとがっかりしました。童話作家の若き日が父親の視点で書かれています。「雨にも・・・」はもっと軽く読まれてほしいとは解説者の言葉です。

  さて、集会のテーマはアニマルウェルフェア(動物福祉)と乳幼児時代の教育というものでした。私は40数年前から平飼い養鶏を実践しており、今は代替わりしてリタイアの身ですが、卵鶏肉の生産の現場での話を(消費者の立場から)聞きたいという質問があったのですが、質問の感覚がずれているように受け止めてしまって、うまく答えられなかったのです。私はそれまでに解体・と殺業者との連絡があって、鶏の賭殺をお願いしたこともありますが、消費者側からアニマルウエルフェアを要求することが筋違いではないのか、消費者こそが賭殺解体を経験することが先ではないのかとの思いがあり、ちなみに、私は消費者10世帯とともに「鶏を殺してたべる」イヴェントを実践したことがあります。解体業者の感覚は殺戮に対しては無感覚のようでした。仕事として解体屠殺をしているので、情的な感覚にとらわれていては仕事にはならないでしょう。
 乳幼児時代の教育については、私は発言機会がなかったけれど、保育園幼稚園の経験もなく、いきなり小学校へ入学したので、幼児教育を受けていない例としても参考になっていたのでは、と思いました。まず、今なお字が下手で汚いという後遺症があります。字を書くトレーニングの機会はほとんどありませんでしたし。こんな方、他にいますか。


 若者から元気をもらう

 将棋の藤井聡太さん、野球の大谷翔平さん、女子ソフトボールの上野由岐子さんは39歳でも元気。それから東京五輪のたくさんの出場若者たちの活躍を拝見して後期高齢者である私は元気をたくさんいただきました。東京五輪は始まってしまったことであり、コロナ感染者数が予想以上に拡大しています。言ってもしょうがないけれど、政治での大局観がなかったかのようです。


 暑い日が続いていますが、畑作業もすこしずつ進めていますよ。

 IMG_1829.jpg幹線道路から農道へ入る道。ここを草刈りしたので、50m先の車が見えるようになりました。

 IMG_1835.jpg 農道の途中の両側の草刈りをして見通しをよくしました。

 IMG_1836.jpg 毎日のように通る道です。


 野菜畑の方にはトラクター耕耘の後に、堆肥を散布し始めました。

 IMG_1841.jpg 畑の両端にウネ幅の目印

 IMG_1842.jpg 肥料袋を抱えて、少しずつ落としていきます。



 お詫び

 前回に少しでも更新回数を上げたいと書きました直後に「私のアカウント(インターネット上でのアドレス)をハッキング(乗っ取り)した、プライバシーを公開されたくなければ16万円を送れ」とのメールが入りました。16万円などとは半端な金額で

高齢者には100万円の詐欺メール被害が発生しています。私は一切無視するようにして、このメールの後では一切メールソフトを開いていません。2日以内という期限設定で4日経過しましたが、何も起こりません。(大体、固定電話は誰も使わなくなっているし、私のケータイは電源を落としていることが多いし、私への連絡は取りようがないはずです。)警察に届けるほどではないかな、と様子見のままです。




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暑苦しい話題いろいろ


 藍ちゃんが2日間行方不明に
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 7月15日にこちらでは雷鳴があったたためだと思うけれど、この日愛犬の藍ランの姿が見えない。連れ合いが言うには、昨日激しい落雷があったので、怖くてどこかへ避難したのだろうと。それで連れ合いが夕方に農場の周りを探したが、きりがないので、動物愛護センターへ問い合わせると「警察に保護されている可能性がある」とのことで、半田警察署に問い合わせると「そのような犬を保護している」とのことであって、半田警察署まで引き取りに行くという顛末となった。このあたりの判断と行動がさすがの連れ合いであって、私は探しにいく元気もなくなっていたし、警察に保護されるとは思いも寄らなかった。警察に届ける人は善良な方で有難いが、中には拾ってそのまま飼ってしまう人もいるという。さっそく翌日の朝と昼すぎに藍におやつを食べさせに行きました。
 藍の行方不明には私にも責任の大半があると後で思った。藍は第一の飼い主すなわち主人を私だと思っているのに、私が農場を不在にし始めて半年になっている。しかし、町中の借家に連れてくることはできそうもない。ここは犬の飼い主たちが散歩道にしているからでもある。農場から私が離れた理由はほかにもあるが、実にバカバカしいので、話せない。


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 あ この数日前、まだ子猫だと思ってた一番小さい猫のおなかがふくらんでいて、もうすぐ生まれると言い、翌日には3匹の子猫が生まれていた。3匹とも行く先が決まっていると、ここまで事態が進行していたのだった。農場にはパソコンを触る程度に立ち寄るだけになっていたので、知らぬ間にこんなことが起こっていました。(知らなかったのはわたしだけ?)


釣りの余談ーーー土砂降りにびしょ濡れ

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 県内の予報では大雨注意報、雷警報などが出ても、半島の町はせいぜい小雨程度だったので、14日も釣りに出たが、昼間なのに明るいのは砂浜だけで、なんとなく暗い。「これは来るかな」と思い、帰る支度を始める間もなく、土砂降りになった。夏の薄い雨具を羽織っていたが、なんのその、びしょぬれになって、雨宿りできない防波堤を駆け抜けて車に帰ったが、散々な目に遭った。愛知県に大雨警報が出ても、この町にはどこ吹く風で、全然降らなかったので油断した。その上、暑くなって、昼間には全然アタリがない。まるで魚まで昼寝をしているみたいなのだ。であるから、魚が潜んでいそうな深みに餌を落として、鼻先をくすぐるように釣りをするので、ゼロではないが少ないです。(私がウロコ取りやハラワタ取り後に煮魚にしました)


 コロナ感染

 が関東地方に広がっているけれども、この町は半島の先端なので、2週間くらい感染者数ゼロが続いています。
名古屋などの都心から海水浴客がいっぱい来ているのだけれど、コロナウイルスも水泳ついでに水に、いや海に流しているのだろうか。
 ところで、私は後期高齢者なので、優先的に接種が割り当てられたのは有難いことだが、なるべく早く接種を受けることをお薦めする。私の周りにも「受けない」という反骨精神の持ち主が多いが、ここは冷静にデータを見る。すると、感染者80人に対して1.5人の死者が出ているが、接種者からは死者は出ていない(国内のみのデータ。中国産のワクチン使用国には死者が出ている) 感染者80万人に1万6千人の死者が出ているとのデータがある。毎日のように各地に感染者が出ているが、その死亡率は大体この数字に近いと思う。


 IMG_1823.jpg 22日は収穫出荷の日ですが、夏休みも始まったことでもあり、農場へのお手伝いさんたちの子供たちです。水遊び、熱い日差しなので、子供たちがうらやましいです。


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IMG_1809.jpg 山のミカン園の横に私が建てたっ休

   憩所の内側。上が外観です。



 感謝

(いつもお読みいただいて、ありがとうございます。これまでは月3回更新をなんとか守って来ましたが、今回から少し多めに更新するようにに取り組みます。よろしくお願いします)


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私の小宇宙1

 縮小していく私の小宇宙

 誰にも自分の小宇宙があって、私の場合も行動範囲は広くないけれど、意識の範囲はブログもあって、広いが、記憶力の減退に伴って、縮小しているように思います。

 私が現実に動く範囲はいくつかしかなくて、拠点は町中の借家で、今はここで過ごす時間が長い。

 それから、農場本部、野菜畑、さらには山のミカン畑と、そのそばに建てた倉庫兼休憩所。

 更には、連れ合いが購入した、三河湾側の一軒家。ここは周りには住宅があるだけで、海も高いコンクリート壁に視界がふさがれていて、海の景色も商店街も無い。

 これくらいしか行動範囲はありません。

 町中の借家は住みやすいけれど、駐車スペースが狭く、出入りが難しく、隣接している空地は家主が某会社と契約してあって社員が毎日駐車しているが、3台分のスペースがあって、そこに私の軽トラ1台分が自由に使えるなら、その他の点では自由気ままに使えることができるが、雲行きがおかしくなっている。2月に借家を使い始めてから会社の営業車1台と、私の軽トラ1台、ほかに空きスペース1台分があるが、そこは「全体が会社との駐車場契約で私の軽トラも駐車してはいけない」というのが、借家の持ち主の言い分だ。私が駐車しなければ、空車分が2台分になるが、今でもその隣地のおばあさんの介護施設の送迎車が止めたり、その知人の軽トラが駐車されておられる。(これらが私の関連駐車だと家主さんは受け止めているようだが)
 それで、私には「そこへ駐車しないでほしい」と言われかかっている。借家では私への訪問客は少ないが、連れ合いが週2回くらい来るしで、玄関の方のスペースは並列して2台の駐車はできない。縦列すると出入りが不便になってしまう。そこが解決できればいいのだけれど・・・、私は解決策を持っているが、とても周囲の理解を得られそうにないです。

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 山のミカン園は、農園の「まほろば」です。私は根からの農家ではなくて、都市の住民だったので、農地の所有、売買ができない。山地を購入して、そこへ平飼い用の鶏舎を建てて、鶏を1000羽近く飼い始めた。そして、役場からの見学を経て、飼育設備と見なされて、農家と認定された経緯があります。それから現在地の農地を購入できて、安定した飼育ができる鶏舎を建てた。飼育設備条件を過信していたのだろうが、5年後くらいに感染症が発生し、大被害を受けた。おそらく見学者か野鳥からの感染源だと思われ、その後は少し離れた場所からの見学にとどめ、野鳥は鶏舎間の屋根にネットを張った。平飼いで坪あたり八羽程度で安心していたのがよくなかったと反省しました。
 こうして、小羽数平飼い養鶏プラス有機野菜とミカンなど果樹栽培の有機農業の形を作り上げることができました。

 「ポツンと一軒家」の番組が良く見られていると思いますが、このミカン園は水道も電気も通っていないのは不便であり、そこまでを自力ではできませんでした。一時的な休憩所的な場所としては快適なのだけれど、若い時の馬力も無くなっていて、今はそんな過ごし方はできそうもないです。 
 この画像は最新のものですが、まだ少しも雑草が繁っていません。ミカンまわりの雑草は根を抜いているからです。

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 IMG_1794.jpg  もう一つは五〇〇坪くらいの野菜畑。ミカン畑と同じく、農場からは離れているし、軽トラしか入れない山道の奥にあるので、途中に車が止まっていると、奥には入れないが、別に近くまでの道がある。ここも自家所有地で、田舎の親の家屋を次男が引き継いだ折に、私の相続分として50万円が支給されたのを原資として購入した(と思う)。しかし、全面に野菜を育てているのではなくて、春夏の今はトマトとキュウリだけを20m長が四畝だけになっている。離れている畑には堆肥を運び入れるのが大変で、堆肥を飼料袋に積み替えて畑にばらまく作業がある。それと、野菜の栽培出荷作業は娘たちの仕事になっているので、補助的な位置づけであって 必要なら収穫すればいい、くらいです。いずれ、ここも若い人たちが栽培することになるでしょう。


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 最後に、一番通っているのが海。釣りに防波堤を使っている。テトラポットは足場かが危険なので、コンクリの平場の先で、内海川の先端でもある。時々海水浴場の反対側の新港に行くこともあって、そちらは無料駐車場があるけれども、閉鎖されている時があって行きにくい。しかし、港の中でも大きいのが釣れる。
 私は底釣りなので、浮きは使わずに先に重めの鉛と針を付けているが、ほかの人たちはルアーと模擬針でのの投げ釣り。これだとキスや小イワシが釣れる。私の方はアイナメ、カサゴ、メバルなどで十数センチの小さなサイズのものは即リリース。二十数センチ以上が持ち帰りサイズになる。通常はそれは5,6匹で持ち帰ると言っても、周りの人たちに差し上げている。受け取る皆さんも釣った魚だから負担を感じないので笑顔を見るのが楽しい。見たところ、周りでは私が釣り頭のようで、滅多にボーズになることはない。その釣りが楽しいかどうかはわからない?(苦笑)。じっと竿先を見ていることが多い。まぁそれでも時間は過ぎていきますが。しかし、

「釣り竿買おう  しばらく釣りは  お休みにして 」

ここ数か月の間に釣り竿を海へ流してしまったり、折ったりしたので、竿を新調しないといけなくなった。そのお金を調達するのに、節約しなければいけなくなったのだ。こんなこと、できるのか笑。通常の釣りは餌と針だけなのだが、やはり、貴重な余暇の使い方も快適でなければ、と思うのでそれこそ「清水の舞台から飛び降りるくらいの覚悟で」リール付き竿を購入しました。7千円。


2台のパソ

 IMG_1802.jpg 農場のパソコン、プリンタ


 農場にはwin10のデスクトップパソコンとブラザーのプリンタを置いてあり、借家の方には富士通のノートパソコンwin10を置いてありますが、ノートの方は、使い始めにキーボードが効かないことがあるし、キーボードの位置が少しデスクと違っていることもあって、使いづらいです。更には同じ町内であるのに、別のマシンでのアクセスと認識されてしまい、メールにいつも連絡が来るのです。加えて、情報をUSBメモリで持ち歩いているので、一度メモリを紛失したことがあります。今後はノートからの書き込みも増やすつもりなので、当分この状態が続きそうです。「アカウントを乗っ取り」した犯人から、「18万円送れ」との脅迫メールが届きましたが、(この時点で警察に届ければよかったが)無視していると、その後何も起こりません。非常に個人的な情報を書き込まなければトラブルは起きないです。大体、お金のない年金生活者には支払う身代金さえ用意できないことは知るべきですが、支払った高齢者もいるようです。犯人は100人くらい場当たりにメールを送っていて、そのうち一人でも引っかかればいいという確率なのかもしれません。私はそもそも先立つ物がないから、まだ大丈夫ですよ。(続く)




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梅雨は後半でもまだ終わらない

 梅雨の後半に熱海に土石流大惨事が起こりました。住宅地への川のように激しい土石流が襲い、130軒の住宅が被害に遭い、行方不明者の数も定かではない様子。まだ被害の全貌が明らかになったとは言えないようです。


 こちら知多半島では中央部には高い山もないほとんど平地なので、がけ崩れなどは起こっていませんが、終日雨には困りました。

 IMG_1779.jpg 老人会のボランティア草刈り作業に集まった人たち。

 IMG_1780.jpg 海水浴場の観光案内所の周辺の草刈りです。砂場にも草が伸びるのです。私は住宅付近の広い神社の草刈りも自主的にやっているのですが、この後も、観光道路の草刈りの案内が届きました。老人会の力量を超える作業のようで、とてもそんなには出来ませんが、まじめに参加すると当てにされるので、休み休み参加するつもりです。

 ミカン園の草処理作業続く

 IMG_1781.jpgまだ作業の途中です。ミカンの苗木元の雑草を抜き、苗の廻り3mの雑草を根ごと抜いたり刈ったりして、その雑草を根元に重ねて行き、新たな雑草防止、乾燥防止にします。

 IMG_1783.jpg 少し高く見えるのが苗木と雑草の山です。この後、残りのスペースは刈払い機で刈ります。

 IMG_1784.jpg こうすると後の作業が随分と楽になります。

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  IMG_1787.jpg 左側は奥に軽トラが入る道です。

 IMG_1788.jpg 右側は野菜を植えようかと思っていたのですが、その体力がありません。ミカンの苗もあと4本は植えたいし。それでもなんとかミカン園の草刈り作業は一旦頭から外れました。

 終日雨の日は読書三昧

 IMG_1791.jpg ほとんど万年床です。この部屋には押し入れがないので、畳む程度です。明るい窓際に寝転んでの読書、いただいていた文庫の小説類は半分以上読み終えました。私の読み方は斜め読みではなくて、行末まで読んでいて、1時間に50ページ程度、1ページに1分くらいです。夜遅くになると、200頁ほどは進むことがあり、物語は佳境に入っているので、終わりにくいし、頭が冴えてきて、眠れずに4時ごろまで読んでしまうこともあります。7月の最初はその終日雨続きで釣りもできず、畑作業もできませんでした。5日は朝から晴れたと思ったら早くから夏日の強い日差しになりました。まだ梅雨は続きそうです。 


 アッと言う間に家を失い、家族と連絡不通になるなんて、被災地の皆様にはお見舞いの言葉もありません。

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