寒中にも農作業
ようやく、と言うのか、正月から一か月経過しましたので、正月気分は抜けましたが、寒さは続いているので、日が陰るととたんに風が冷たくなるので、それも大相撲中継もあったので、早めに畑から帰ります。最高気温が10℃以下だと手も冷たいです。強い霜が数日降りて軽トラのフロントガラスに凍り付いています。
テレビで町の案内
ぐっさん家(good sons house)という連続番組です。南知多はマイナーな観光地ですが、とにかく名古屋から近いこと、最大級の砂浜があり、高校運動部の冬場の訓練も多いのです。住んでいる私たちには海鮮料理は別に珍しくも有難くもないどころか、普通の食堂がないので、外食の場がないです。
寒い畑では
その春野菜などの畝を用意して、堆肥の散布作業です。エンジン付き500キロ搭載可の運搬車に積み込んで、シャベルで落としていきます。この運搬車は新品で30万円くらいですが、30年くらい前に買いました。トラクターだけは例外として、その他の農機具はこのあたりの価格が上限です。他にハンマーナイフローターもそれくらいの価格で、過分な農機具を持っていません。
植える予定の野菜に応じて、ウネ幅を変えます。通常のほとんどの菜っ葉類は140cm,サトイモ120センチ、ネギ105センチ幅。このようにウネ幅の真ん中に帯状に散布していて、全面散布していません。散布した面積は2反強ありました。予定している野菜にはまだ面積が足りない感じがしましたが、なんとかこの範囲でやるしかないようです。
74歳直前
2月4日が私の誕生日で、後期高齢者75歳まであと1年の猶予です。農場の方は経営主体が長女になって、私は「先代」ということで経営からは少し離れています。でもまだ後継者の経営総合力量には不安があって、どうしていいのか、そこから前に進めません。農場でも、サトイモ、ソラマメ、カボチャ(今季は不作でしたが)、山芋は私だけが栽培しており、その栽培ノウハウはまだ伝わっていないと感じていますが、長女の仕事の範囲が広すぎてとてもやり切れないだろうなという判断があるんです。そういう農場内の疑問の処理の仕方もわかりません。でもまぁ、私にできることをするだけです。
75歳というと高齢のため、考えるのは生きていくうちに周囲の人たち、家族にさまざまな迷惑をかけているのではないかということで、その一部は「介護ケア」で支援されています。有料ではあるけれど、介護保険は40歳から掛けているはずです。ところが、ショートステイ(最長30日ステイできる)とかデイサービス(10時くらいから4時まで入浴・昼食・その他の軽運動など)などは年齢とは全然関係がなく、5段階の要介護ランクが認定されるかどうかにかかっているということのようです。実際、私の周りでは80歳以下では介護サービスを受けている人はいません。
まぁ、田舎のことで、自家菜園などで軽作業できることが体力保持と精神安定に貢献しているらしいのです。私についても気力体力の衰えはどうしようもなく、いつまで野菜畑の作業ができるか、不安のままです。そんな状態のままですが、もう少し続けてみようかと思っています。
こちらは画像のように積雪していませんが、最高気温が7、8℃くらいで寒いです。週末土曜日以後は10℃以上の予報で暖かくなるようです。本当に春は近いですよ。
一年で一番寒い時季
1月も下旬(正確には21日からですが)になりましたが、こちらでは時々薄い氷が張る程度で、全体としては暖かい日が多いのですが、午後3時半くらいに日が陰ると寒くなって、野良仕事を止めてしまいます。
目障りなソーラーパネル
野山や畑の景色が台無しになっています。「原子力発電に替わる再生エネルギー」と評価されてきたものの、私の受け止め方は複雑です。ソーラーパネルの設置作業はまだ新たに進んでいます。売電価格が太陽光発電で14円に下がりました。設置業者の倒産数も増えているとの報道もあります。一体、今後のエネルギー事情はどうなるのでしょうか。今後、人口が半減するかのような少子高齢化が進むと、これ以上のエネルギーは必要ないのでは、と感じます。脱原発は世界の潮流であるのに、まだ原発を輸出しようとしている日本はおかしいのではないでしょうか。
寒い中の農作業など
キウイ畑にハンマーナイフモアを走らせて、剪定枝や雑草を粉砕しました。19日の午前中に終わるかと思っていたのですが、エンジンがかかるのに手間取り、午前2時間午後にも2時間かかり、せっかくの温暖で風が弱い釣り日和を逃してしまいました。
裏庭の奥には柿の木の奥に甘夏の木がありますが、これもトラブルのもとです。栗、柿、甘夏の木は元の地主が植えたもので、現在の地主とは別人ですが、元地主はまだ、この甘夏ミカンを収穫にやってくるというのです。トラブルと言うのは、「土地は売ったが、植えた果樹は売ってない」と所有を主張している人がいます。私もミカン畑やキウイ畑を賃借していますが、それらは畑と果樹が一体と思っています。私が新たに苗木を植えても、それは抜いて移植するのは可能ですが(3年経過すると大きくて抜けない)、そこまででしょう。借地の場合は善意で貸していただいているので、それ以上にごねるのは論外ですが。売買には、こんなトラブルが起こっています。
見えなくなった景色、新たに見えた景色
あと半月で私は74歳になり、後期高齢者まで1年になりました。今の心境をどう表現したらいいのか、わからないままですが、先輩各位に助言をお願いします。
70代になった以前と以後では、まず、仕事を含めて気分が乗らなかったり、面倒に感じたりして、しっかりと気持ちを奮い立たせて、やっと目の前の課題に着手する、ということが増えてきました。それよりも若い頃にはいくつもの課題を平行して進めていたのですが、それができなくなっています。こういうご経験はありませんか。
世の中はさらに複雑に仕組みになっていくようで、今でもついていけそうにないです。少し前に私もamazonでアカウントを乗っ取られそうになったので、すぐパスワードを変更しました。クレジットカードは破棄して新たに発行していただきましたので、実害はありませんでしたが、インターネット空間はとても危険が一杯だと認識を新たにしました。「訴訟の対象になっている」とのハガキは私にも届き、これは警察に相談に行ったけれど、適切な助言がなかった。300万円とか1億円の実害の報道もありました。私にはそんな大金はそもそも持ってないけれども、カードでは残金とは別に80万円まで使えるので、その範囲での損害(商品送り付け詐欺)は起こりえます。キャッシュレス社会は老人には危ない。
時間がゆっくり進んでいるのと、早く進んでいるのとの両方です。単調なものの見方ではゆっくりで、仕事がはかどらないのは早く進んでいるとも感じます。若い頃には見えてなかった野菜や果樹の細かい部分に配慮すると余計に時間がかかり、あせりがあるのでしょう。100歳まで生きることは想像できないし、そんな自分を想像できません。
「蕨野行」(最近ご逝去された市原悦子さん主演の映画(2003年)。Internet Explorerが必要)
https://www.youtube.com/watch?v=npq7L4FqRFM
https://www.youtube.com/watch?v=npq7L4FqRFM
(この項、次回に続くかも)
2019-01-10
2019年(平成31年)も十日目になりましたので、ある程度は正月気分も抜けているでしょうか。テレビでは番組2,3時間の正月特集がまだ続いていますし、年明けの「福袋」をまだ売っている店があるようです。あなたのお正月、いかがでしたか。歳末・元旦にはやばやと年賀・niceをいただきました。ありがとうございました。
ここは敷地・駐車場が広い上に、このように出店・屋台がたくさん並ぶので、人気があります。本殿は画像の左上に見えています。連れ合いはおみくじオタクなので、画像左の誕生日おみくじはもちろん買います。甘栗も買って、おみくじをいくつも買ったり、その後、地区の産土(うぶすな)神社である冨具神社でお守りキーホルダーを買い、そばの喫茶店で休憩して、戻ります。
新年は別宅で
別宅とは: 昨年連れ合いの母親が逝去されて、遺産を相続したのですが、そのままではほとんどが相続税として納めることになるので、農場の管理棟の塗装をしたり、この中古住宅(美浜町内)を購入したわけです。期間が短くて、もっと近くの物件を見つけることができなかったようです。しかしながら、二重生活は年寄りには負担で、毎朝夕に車で本宅(道具などを置いてあります)に通うのが煩わしいです。
お刺身は生マグロで、和歌山県那智勝浦に住む三姉が毎年ブロックを送ってくれます。冷凍でないことが写真でもお解かりだと思いますが、やはり魚のおいしさは鮮度でしょう。昨秋に長姉が87歳で亡くなったので、私の兄弟姉妹は4人となり、他に福岡の次兄は明太子を、大阪の二姉が缶ビールを送ってくれます。それらは農場からの野菜や果物への返礼でもありますが。
ところが、三が日に次女たち以外に来客がなくて、かなり後まで二人でお節料理を食事し続けました。私達は二人とも高齢者であるので、友人知人も同じような年代に上がり、なかなか外出がしづらくなっているようです。家族以外の来客がなかった正月は初めてでした。
イノシシ受難
ところが、三が日に次女たち以外に来客がなくて、かなり後まで二人でお節料理を食事し続けました。私達は二人とも高齢者であるので、友人知人も同じような年代に上がり、なかなか外出がしづらくなっているようです。家族以外の来客がなかった正月は初めてでした。
イノシシ受難
亥の年すなわち猪の話題です。中部地方の方はご存じでしょうが、昨年12月までに岐阜県と愛知県北部(犬山市)で、豚コレラが民間養豚場や公立飼育場で発生し、合わせて8千頭が処分されました。そのコレラ菌が野生のイノシシに感染し、飼育場での捕殺を含めて80頭が野外死亡確認・処分されました。岐阜県には2万頭のイノシシがいると推定されていますが、年明けに感染が広がらないことを祈るばかりです。
農作業開始
粗剪定を終えると、このように空が見えるようになりますが、まだ不十分で、枝をワイヤに結ぶ段階でも切り落とす枝があります。枝が重ならないように切るべきなのですが、これが過去にできていないので、混み入っているんですね。ところで、新年から腰が痛み始めました。なんだろうか、と思うに、剪定ハサミのパチンパチンと切る振動が腰に来たようなのです。湿布剤を貼ってしばらく様子を見ます。
赤いのはサビダニ(野菜ダニ)です、ソラマメの根元にいたので、つぶして行きました。ソラマメはこの寒さでも大丈夫らしいけれども、エンドウは伸びすぎて枯れ始めているものがあります。種まき時期を遅くしないといけないようです。または伸びた茎を切り落とすとか。
北風が強い季節ですが、風が弱い日を予報で調べてました。4日午後も1匹だけ。10日午後はアイナメ2匹、カニはかかったけど、上げることができません。他にフグも。その日は出荷作業の日でもあり、お手伝いさんにもらわれていきました。
今年の賀状には、「終活」という言葉が目立ちました。60代後半から70代前半の人たちが私たちの知人なのですが、私のように農業自営とは違って、都市の例えばマンション生活では定年後には居場所・動く先が限られてしまうようです。また30代後半から40代の新規農業参入された人たちからは感謝の言葉をいただいて、微力ながら役に立てているかなと思いました。
こうして、私の正月が終わりましたが、次の農作業が待っています。