夏終盤の畑・夏の海
お盆が過ぎて、さすがに暑さも一服かと思いきや、数日後から更に激しい暑さが続きました。なにしろ朝の8時前から夕方も4時過ぎまでギラギラと強い日差しでは、もう野良仕事はアウトです。日陰で出来る仕事はそんなに無いし・・・。それでもちょっと草を抜いて、長く休憩というサイクルです。
夏も終盤の畑で
志摩半島へ上陸し、西日本に逆走した台風12号で、ゴーヤのネットがひっくり返ったのを補修したのですが、それも四国徳島県に上陸した台風20号でまた倒れてしまいました。一応可能な限り補修したのですが、収穫はさらに減少しました。徳島県南は私のふるさとでもあるけれど、すでに親族は誰もおらず、その隣町の別々の養護老人ホームに兄夫婦が入っているだけです。
ハンマーナイフは娘たちが使っていて、畑に置きっぱなしになっていて、わたしが使えず、ただ刈払い機とレーキだけでの片付けです。初期のころはハンマーナイフもなかった時期があったので、これくらいの面積(14m×25m)でしたら、それほどの負担ではありません。ちょっと時間がかかりますが、まだ植える苗は揃っていませんし。夏の雑草は固い茎が地面と平行に、横に伸びるので、草払い機でも1回では刈ることができず、3回くらい刈ります。それからマルチシート剥がしをして、やっとトラクターの出番になります。暑さのせいもあって、ここだけでも十日くらいかかりそうです。
太陽光発電の立地
農場の近くの緩やかな傾斜に太陽光発電のパネルが敷かれる工事が始まっています。1町歩以上あるでしょう。ここも元は段々畑の蜜柑山だったのですが、建設業者が山砂を取り去って替わりに重粘土や石灰、それにおそらくコンクリート破片などを埋め込んだために不毛の地になってしまったのです。このような農地としてはもはや使用できない平地はソーラーパネルの敷地になるのはやむを得ないのではないかと、私はかんがえるようになりました。この夏の激暑でも電気が不足しなかったし、原発の再稼働を抑制できたのは、太陽光発電が進んだおかげだと思われます。
隣町への道途中で、太陽光発電の候補地と思われる工事が進んでいます。景観がずいぶんと変わってきました。そのうちに慣れてきて、半島南部が太陽光発電の基地のようになっているかもしれません。それでも原子力発電所を廃炉にするための一助になっているはずです。
一方、隣町の美浜町奥田海岸に風力発電の塔の工事が進んでいます。民家から数十メートルという近さです。小規模風力発電や太陽光発電が「隣地承諾」の義務がないことには最近まで知りませんでした。美浜町南知多町には風力発電太陽光発電については強制力のないガイドラインができたばかりで、これでは効力がないので、一日も早く条例による規制が必要です。
夏の終盤の海
この水上バイクは釣り人には困ります。これでは防波堤では釣りができません。28日になっても10台ほど水上バイクが浮かべてあるので、ちょっと南の山海(ヤマミ)海岸へ初めて釣りに。キスが1匹だけ。釣り具も釣り方も変えない無精者だし、しょうがないかな。このキスは大きくなかったけれど、おいしかったです。
この夏の暑さや台風は地球温暖化と関係していると識者が語っていますが、その温暖化は温暖化原因ガスだけでなく、人類のエネルギー消費量増大にあります。原因ガスだけを取り上げても人類が熱を放射していることに変わりはありません。しかし、こんな暑さでエアコンを使うのも無理はないでしょう。私はエアコンは使っていません(ただし、夏の野菜保管倉庫に使用)。
と、ここで、コンデジが不調に。レンズが出なくなって焦点が定まらないで、ぼやけたままに。前の機種も同じような故障なので、これはメカのせいでなくて、私の汚れた手などが原因だと思われます。精密な機械を雑に扱っている(とは言え、いつもポセットに入れてますが)ためでしょう。高い機種ではないので、また買い替えになるでしょう。それよりも私が、このようなブログを書くのにデジカメを使い続けることが(高齢で)もう無理なんだよと、言われそうです。このブログも13,4年記録がありますが、このあたりが私の潮時なのかもしれないです。で、次回まで間が空きそうですね。(終わるときには、そのように宣言しますから)
ついでですが、私たち老夫婦は法的には別居していることになります。娘の子供(つまり私たちの孫)の保育時間延長にはおばあちゃんが同居していることが支障になりそうなので、親からの相続で購入していた隣町の住所に連れ合いだけが住民票移転をしたのです。私はそこへは時に風呂に入るために行く程度で、お客様がお泊りになるときはそちらを利用できています。山小屋のお風呂の利用希望は全然無いです(苦笑)。
お盆過ぎ酷暑一段落
17日までは各地で39℃、40℃の暑さが続きましたが、こちらでは18日朝は25℃に下がって、ちょっと寒さを感じるくらいでした。この後は雨の予報もあり、ようやく涼しくなりそうです。畑の周りの木立からツクツクボウシが聞こえてきて、秋が来ている感じがします。一方、台風12号での畑の被害が少しありましたが、その後も発生接近が続いて、19号20号が近づいている予報です。温暖化で海水温が高く蒸発量も多いことがその原因のようです。
野菜畑では
カボチャ不作です。どうも畑で自生した(と思われた)カボチャの種を使ったのが、実はF1のかぼちゃだったようで、東京カボチャのような実も出来たりして、数も少なく、小さめです。もっと種にも神経を使うべきでした。
しかし、高く繁ってしまった夏草は固くてなかなか細々になりません。片付けが進みません。いつもの年だとこんなことは起きなかったのに、なぜ?と思うと、梅雨前に山の倉庫解体・新築作業をしていたことに気が付きます。
農業用水のトラブル
私が使っている畑はすべて左端の農業用水(愛知用水)の元栓があって、それにフィルター(ゴミ除け)や二股に送水散水ホースをつないでいます。農業用水の水源は御嶽湖にあって、はるばる知多半島まで引かれてきます。それで雨が少ないこの地でも野菜が作れるのですが、
皆様の夏、いかがでしたか。
各地の暑さ新記録で野菜畑は
国内だけではないですが、各地で暑さの新記録続出で、40℃超あるいは39℃超というのが日本中に出ました。こちら知多半島は海に接していることで35,6℃になっていますが、暑いです。でもここ数日、午後3時過ぎから涼しい秋のような風が吹いています。台風13号は関東地方から東北海岸に向かいましたが、早くも14号が発生しています。先のことを心配してもしょうがないですが。
野菜畑の話題
さて、種苗法の話題も広がっています。この法律で「登録された品種」から種を取ってはいけないことが明記されました。花卉に多いですが、トマト、ナス、キュウリなどにも登録品種があります(上のは登録されてはいません)。しかしながら、野菜については、種から再生できないF1種(1代交配)が多くなっていて、あまり種を取ることができなくなっています。
ここまでで、激しい暑さなどで作業しづらく、不作になったものは、カボチャ、大玉トマト、ゴーヤなどですが、豊作期待の野菜もあります。
その他の海の話題
中部地方最大の海水浴場・千鳥ヶ浜が町にありまして、夏の話題として、毎年テレビの放映があります。5分から10分の放映ですが、ニュースですので、CM料無しの広告も同然です。それも1局だけでないです。これをもっと生かさないとねぇ。
美浜町奥田の風力発電の工事の様子も気がかりながら農作業をしていました。周りに太陽光発電のパネルがずいぶん設置されていて、目障りです。ですが、太陽光発電など再生エネルギーの拡大が原発の稼働を抑制していることも明らかで(この夏、節電要請がなかった)、私、農家の立場として、「不良農地になってしまった畑地にソーラーパネルが敷かれるのはやむを得ない」と考えるようになりました。不良農地とは、もう畑作には使えないように瓦礫を埋められた土地のことです。
暑さもあと1週間くらいじゃないでしょうか。みなさま、もう少しの暑さ我慢です。