一年で一番寒い時季
1月も下旬(正確には21日からですが)になりましたが、こちらでは時々薄い氷が張る程度で、全体としては暖かい日が多いのですが、午後3時半くらいに日が陰ると寒くなって、野良仕事を止めてしまいます。
目障りなソーラーパネル
野山や畑の景色が台無しになっています。「原子力発電に替わる再生エネルギー」と評価されてきたものの、私の受け止め方は複雑です。ソーラーパネルの設置作業はまだ新たに進んでいます。売電価格が太陽光発電で14円に下がりました。設置業者の倒産数も増えているとの報道もあります。一体、今後のエネルギー事情はどうなるのでしょうか。今後、人口が半減するかのような少子高齢化が進むと、これ以上のエネルギーは必要ないのでは、と感じます。脱原発は世界の潮流であるのに、まだ原発を輸出しようとしている日本はおかしいのではないでしょうか。
寒い中の農作業など
キウイ畑にハンマーナイフモアを走らせて、剪定枝や雑草を粉砕しました。19日の午前中に終わるかと思っていたのですが、エンジンがかかるのに手間取り、午前2時間午後にも2時間かかり、せっかくの温暖で風が弱い釣り日和を逃してしまいました。
裏庭の奥には柿の木の奥に甘夏の木がありますが、これもトラブルのもとです。栗、柿、甘夏の木は元の地主が植えたもので、現在の地主とは別人ですが、元地主はまだ、この甘夏ミカンを収穫にやってくるというのです。トラブルと言うのは、「土地は売ったが、植えた果樹は売ってない」と所有を主張している人がいます。私もミカン畑やキウイ畑を賃借していますが、それらは畑と果樹が一体と思っています。私が新たに苗木を植えても、それは抜いて移植するのは可能ですが(3年経過すると大きくて抜けない)、そこまででしょう。借地の場合は善意で貸していただいているので、それ以上にごねるのは論外ですが。売買には、こんなトラブルが起こっています。
見えなくなった景色、新たに見えた景色
あと半月で私は74歳になり、後期高齢者まで1年になりました。今の心境をどう表現したらいいのか、わからないままですが、先輩各位に助言をお願いします。
70代になった以前と以後では、まず、仕事を含めて気分が乗らなかったり、面倒に感じたりして、しっかりと気持ちを奮い立たせて、やっと目の前の課題に着手する、ということが増えてきました。それよりも若い頃にはいくつもの課題を平行して進めていたのですが、それができなくなっています。こういうご経験はありませんか。
世の中はさらに複雑に仕組みになっていくようで、今でもついていけそうにないです。少し前に私もamazonでアカウントを乗っ取られそうになったので、すぐパスワードを変更しました。クレジットカードは破棄して新たに発行していただきましたので、実害はありませんでしたが、インターネット空間はとても危険が一杯だと認識を新たにしました。「訴訟の対象になっている」とのハガキは私にも届き、これは警察に相談に行ったけれど、適切な助言がなかった。300万円とか1億円の実害の報道もありました。私にはそんな大金はそもそも持ってないけれども、カードでは残金とは別に80万円まで使えるので、その範囲での損害(商品送り付け詐欺)は起こりえます。キャッシュレス社会は老人には危ない。
時間がゆっくり進んでいるのと、早く進んでいるのとの両方です。単調なものの見方ではゆっくりで、仕事がはかどらないのは早く進んでいるとも感じます。若い頃には見えてなかった野菜や果樹の細かい部分に配慮すると余計に時間がかかり、あせりがあるのでしょう。100歳まで生きることは想像できないし、そんな自分を想像できません。
「蕨野行」(最近ご逝去された市原悦子さん主演の映画(2003年)。Internet Explorerが必要)
https://www.youtube.com/watch?v=npq7L4FqRFM
https://www.youtube.com/watch?v=npq7L4FqRFM
(この項、次回に続くかも)
2019-01-20 11:56
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コメント(5)
原発政策はどう考えてもおかしい。
それを連合が支持しているというのがまたおかしい。
by 夏炉冬扇 (2019-01-20 18:16)
私も高齢になって、同じことを感じています。若いころには大した問題でなかったのに、何事も億劫になってしまうことが多いです。そんな時は冷静に若いころはこんな時はどんな行動をとったのかを、ゆっくり考え、大したことではないと自己暗示し、エンジンをかけ直して、自分自身を奮い立たせますようにしています。
by やおかずみ (2019-01-21 09:37)
夏炉冬扇さん
ご存じだと思いますが、連合の有力労組に電機労連が、企業の原発事業を批判せずに、支持しているからです。この姿勢を変えれば企業の経営方向に影響を与えることができると思います。
やおかずみさん
やはりそうですか。若い頃よりも体力が衰えているので、同じようには作業を進められないので、余計に疲れるのでしょう。大体、7割程度の実績まで到達するようなら、それでやむなしと納得するように受け止め方を緩めたいと思います。
by とりのさとZ (2019-01-21 12:32)
家も屋根にソーラー付けているけど、20年経っても、元は取れていません。そもそも冬に全然稼働しない青森には不適切なのですよ。さらにそろそろ格安の売電になるらしいです。そういう風に勝手に転換しないで欲しいです。ましてや地震の起こった後で、負担金を余儀なくされ、我が家(展示室や仕事は別ですよ)、電気代だけで軽く5万越えです。使ってるメーターは同じなのに昨年より1万も増えてます。5万しかもらえない年金は電気代も払えないんですよ!どうして暮して行ったらいいのでしょうか?
原子力、今やめないともっと大きな被害になるのに政府どうかしてると思います。大反対!
私は10歳下でも、いろんな意味で、同じように気力を作る準備をしてから始めないと取り組めなくなりました。面倒くさい!という一文字が頭をよぎって来るようになりました。だから気持ちを変える!気力を変える!という意味を込めて、主人と旅行に行って来ましたが、いろいろ勉強させられることも多いですね。
私、あのみかん、レモン、金柑のある風景が大好きです。オレンジや黄色の色って、心を明るくします。青森に居ると冬はほとんど歩く事がないです。家の中を少し家事をしながら歩くだけで、足が弱って来ています。久しぶりに4日間、ずっと歩いていて、二人でふくらはぎが痛いね!と言いながらも。足が強くなった気がしています。旅行に行く前は自分の家の階段を上がるのが億劫でしたが、山が多い伊豆の上り、下りを歩いていたら、家の階段の足どりが違って来ました。それだけ夏場畑やってても、冬は弱って来ているのです。毎年、春の畑初めは、体が慣れるまできついです。10歳下でもとりのさとZさんの気持ちが良く分かるような気がします。私は10年経ったら、もっとヨボヨボでもっと強く感じる気がします。というより、畑やってないかも!・・・
100歳まで生きると蓄えが無くなり、年金では暮らせないので、ある意味生活保護かもしれませんから。絶対生きたくありません。蓄えで暮らせる年というと80ちょっと過ぎ位な気がします。気持ちが心細くなり、お金もないのでは生きて居たくないのです。死ぬ時期は自分では決められないのが難点です。
by mutumin (2019-01-21 18:48)
昨日23日は風が弱い予報だったので、2週間ぶりに釣りに出ましたが、干潮で潮が動かないこともあり、ミニカサゴ、中アイナメ、フグ3、上げられなかったカニ1でした。
mutuminさん
屋根の上の太陽光発電は、1)自家用消費優先で、残りを売電する
2)自家用消費に回さず、すべてを売電する、の2通りがあります。ところで、国の高額買取制度は2009年に始まったので、「20年経っても」で間違いありませんか。その10年間(2019年まで)が国指定の価格で買電されますが、それ以後は各電力会社が6月までに新たな買取メニューを策定しますので、そのメニューでの新契約が必要になります。(自動延長の場合もあります)相場額で現在、KW10円と言うケースが出ています。それでも、なんらかのメリットがあるはずです。住宅の屋根の上のは、これで優遇されている方で、大規模のはkw14円になります。
mutuminさんのお仕事ぶりを拝見していますと、芸術にかかわる人、職人さんのように、かける時間や労力を惜しまず、とにかく納得できる仕上がりまでやり切ってしまわれるようです。私のところの娘も元ファッションデザイナーだったので、その傾向がありますが、これらが、高齢では心身に負担になると思いますので、できるかどうかわかりませんが、7,8割の満足度で妥協されるようになると楽になるとは思います。
都会住まいで、定年を過ぎると、どこへも出かけず、終日ごろ寝でテレビを見ているといった、粗大ごみ並み、「わしも(一緒に)行く族」が多いようです。こちらを閲覧されていてコメントをいただくみなさんは自家用野菜を作ったりの自家菜園の作業をしておられるので、それは恵まれた条件だと思います。それは無理なくやれるようなペースで少しずつ撤退されるのがいいでしょう。私の方は販売用野菜なので、撤退すると、どこかへしわ寄せが出てしまいます。
ところで、mutuminさんは現在の条件では生活保護を受給できないでしょう。家屋・土地の不動産と自家用車が資産と見なされるからです。こちらでの例で、70歳の男性(離婚して独身)は商売用の軽トラ2台を処分し、住居の名義(元連れ合いとの合同名義)を弟さんに替えて、生活保護を受給できるようになりました。デイサービス介護を4日受けており、身の回りの世話は弟さんが見ておられます。
私の場合、35歳で農業を始めたので、それまで厚生年金が掛けられていて、その後に国民年金になり、同時に「年金基金」(任意加入)にも入ったので、少ないけれどもなんとか月10万円くらいあります。
年金についていえば、団塊の世代と団塊ジュニア世代が相当きびしいでしょう。
老後のことは考えてもなるようにしかなりませんが、現状でできるだけ老後に備えて預金をしておくと気分的に楽になります。今年から10年貯金計画を立ててみましょう。
(太陽光発電の項にミスがあったので、25日に書き換えました)
by とりのさとZ (2019-01-25 12:08)